Eternal journey 〜永遠の旅〜

色んな旅をあなたと共に…

添えられた未希の手

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お通夜、告別式と
無事滞りなく執り行う事が出来ました。

 

きーちゃんと
私達家族は
皆様の温かいご支援をいただき
決して諦めない希望に満ちた毎日を
過ごす事が出来ました。

 

その最期の瞬間まで
諦めていませんでした。


当の本人も突然のことで
びっくりしていると思います。

 

皆集まった時に
未希は自ら電動ベッドの頭を
垂直になるほど上げ
オーバーテーブルの両端を
しっかり掴み自力で座り
まるで
最期の挨拶のように
しっかりと顔を見せてくれました。
正直、こんな動きはもう出来ないほどの状態でした。
この後
静かに息を引き取ったのです。
どこまでも気丈な娘に
ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

 

私は強い人間ではありません。
今は何も出来なくてボンヤリと
娘の遺影を見つめるだけしか出来ません。


しかし
ひとつだけ温かいお話があります。

 

お通夜が終わって
祭壇の前で残された私達家族
私、主人、長女の3人で
写真を撮りましょうと
スタッフの方の温かいご提案で
写真を撮らせて頂きました。

 

哀しみを堪えた私の両手は膝の上に
置いていましたが
何ショット目からか
組んでいる手が反対になり左腕から手が異常に細く添えられた手は
生れながら親指に奇形を持った
特徴のある指
まさに未希の手が添えられていました。
私の手にそっと添えられた未希の手を見つけ、嬉しさで
また泣けてしまいました。

 

ずっと一緒だよ
側にいるね

 

それを知らせたかったのでしょう…

 

これからの人生
しっかりと上を向いて
未希の添えた手と共に
歩んで行こう
改めてそう誓いました。

 

何気ない
普通の日々が
いかに大切なことか

 

感謝の気持ち

 

きーちゃんが教えてくれました。

 

皆様も1日1日を大切に
笑顔で暮らしていってくださいね。

 

皆様、温かいお言葉を

ありがとうございました。

少しずつお返ししていきます…