私の愛読書
2014年、星好きには憧れの天文台だった白河天体観測所が閉鎖されました。
その中心メンバーであった藤井旭先生が綴った星仲間、所長犬チロ、そして「星空への招待」のことなどなど、とても読みやすいエッセイ集です。
チロは「星になったチロ」でご存知の方もいらっしゃると思います。
先日お話しさせていただきました我が家の亡くなった愛犬ジョンにソックリで楽しかった思い出も蘇りました。
2011年の東日本大震災の生々しい様子なども加えて実に深い内容となっております。私もお世話になっている星の村天文台の副台長さん、白河天体観測所のメンバーらによる被災地、避難所を回って天体観望会を開催し、皆さまの癒しとなったこと…
素晴らしいことだと思います。
50年の歳月を重ね、多くの方に惜しまれ閉鎖となった白河天体観測所。
今もまだあったなら
必ず行っていたでしょう…
“人生は白駒の隙を過ぐるがごとし”
人間の一生は、白い馬が戸のすき間をサッと通りすぎて見えるほどの、はかない束の間にすぎない。
という意味ですが、
気の遠くなるほど長い宇宙のスケールからみれば
実際、それはそんなに長くさえないのかもしれません。
そう藤井旭先生はあとがきで語っています。
広いこの宇宙の中
ちっぽけな一瞬で終わる私達だけれど、ほんの少しだけでも
宇宙に目を向けてみたいものですね…
ご縁があり
直筆サインを頂いたこの本は
私の宝物となりました。
星に興味の無い方でも本当に読みやすいですので是非オススメです。