藤の花の季節

藤の花の季節

亡き義母を思い出す…

亡き義母はお花が大好きでした。

この桜、藤の花の季節
入院先から外出して見に行ったことがありました。

この時点で既に右目は失明
左目も白内障の手術をしても
芳しくない様子

どうやらあまり見えてはいなかった様だ。

美しい桜の花も
菜の花もそしてこの藤の花も
きっと心の目で見てくれていたと思います。

糖尿病から腎不全そして透析への道をたどり、、、、

結局我が家に帰ることは出来なかった。

沢山の後悔が残ります。
しかし、最愛の長男(私の夫)は
本当に良くしてくれました。
若い頃は「宇宙一大嫌い」などと
とんがっていた夫も

優しく手を引き
身体を支え
いつも寄り添っていました。

可愛い孫と長男に囲まれて
それはきっと義母にとって
幸せなことだったと思います。

突然の別れはやって来ましたが
沢山の苦労、痛いこと、辛いこと
今はきっと消えて遠いあちらの
お花を見て笑顔になってくれていたら…

と思います。

お仏壇にお願い事はしてはいけないでしょうが
どうか、私達家族を見守っていてくださいと願ってしまう毎日です。

沢山の花々の季節
必ず思い出す義母の思い出
私は忘れません。

ありがとう