星空の招待〜双子座〜
双子の兄弟・カストルとポルックス
FUJI X-A1 F4.0
lensのみX-E1 50mm
ISO1600 180sec.
mount POLARIE
今月の遠征で撮影した星座のひとつです。
画像やや左上の2つの星
右が青いカストル 兄
左が黄色いポルックス 弟 です。
これを見ると…ふなっしーに見えてしまいます(笑)のでこちらを参考に✨
ふたご座は左右対称の端正な星座で、黄道十二星座としてもよく知られています。
冬の夜空に、東から起き上がるようにして昇り、立ちあっがっている姿で西の空へと沈んでいきます。
ギリシャ神話にまつわるふたご座の伝説ですが、この星座はカストルとポルクッスという、武勇に優れた双子の兄弟の物語に基づいています。
カストルとポルックスは共に武勇に優れ、カストルは剣の名人、ポルックスは馬術に優れ、カストルは普通の人間でしたが、ポルックスはゼウスの血を引き不死身の体を持っていました。
双子の兄弟はいつも一緒に戦場を駆け巡り、多くの戦功を立てていました。
アルゴ号の遠征隊にも参加し、ポルックスはビチュニアの王・アミュコスをも打ち負かし、双子の兄弟は誉れ高い英雄でもありました。
後にはメッシナのイダス兄弟とも戦い、この戦いにも大きな勝利を治めます。
しかし、この時カストルは流れ矢に当たって、命を落とすことになってしまいました。
いつも一緒にいた弟のポルックスは深く悲しみ、兄の死を耐え難いものとして、受け入れることができません。
ポルックスは大神・ゼウスに祈り、強く懇願しました。
「わたしたち双子の兄弟はいつも一緒にいて、戦場でも共に戦いました。兄ははかなくも亡くなってしまいましたが、わたしは不死の身である為に、死ぬことはできません。兄とは生まれた時が一緒なのですから、死ぬ時も一緒でありたいと思っていました。ですから、どうかわたしの不死を解いていただけないでしょうか」
大神ゼウスは、我が子でもあるカストルの死を悲しむと共に、兄を慕うポルックスの心に打たれ、その願いを叶えてやります。
こうして二人は一緒に夜空にのぼり、ふたご座となったと伝えられています。
ふたご座のα星はカストル、β星はポルックスと名前が付けられていて、冬の夜空に仲良く並んでいるのが見られます。
ギリシャ神話にはこのように
星にまつわるエピソードが沢山あります。
また時々ご紹介していこうと思います。