Eternal journey 〜永遠の旅〜

色んな旅をあなたと共に…

星になったジョン⭐️

 

私は生まれた時からすでに
犬や猫と一緒に住んでおり
本当に家族だと思っていました。

 

猫は自由奔放だけどとにかく愛くるしい…
そして犬は可愛いだけでなく、賢く
私の心を読んでいる。
例えば何かで落ち込んでいれば
悲しい表情で見つめ、ペロペロとあちこちを舐めて慰めようとする…
本当に優しいですよね。

 

小さい頃から動物と触れ合うことで
思いやりだったり
感受性が豊かになったり
そして、生きることの大切さ
命の尊さ
沢山の学びがあったと思います。

 

犬や猫など
動物と一緒に暮らすには
住宅事情や家庭環境で断念せざるを得ない方もいらっしゃるでしょう。
飼いたいけど飼えない方が沢山おり
現在の私もそうです。


まだ子供達が小さい頃
夫の実家にいた犬ジョンは
とても可愛く人間で言えばイケメン(笑)
義母の入院、長い闘病に伴い、ジョンを我が家で引き取ることになりました。

 

家族が一人増えた
賑やかな楽しい日々でした。

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しかし、犬は人間よりも急速に歳をとります。
まだ3年くらいしか経っていない頃
ジョンは歩けなくなって、見るからに老いて来ました。すでに16〜17歳。人間で言えば80歳を越えています。
お尻に腫瘍ができ、瞬く間に大きくなり、病院に行った時にはもう高齢だから手術も出来ない、心臓も弱っている。腎機能も悪い…あと3日ですね。そう先生は言いました。
私はその場で泣き崩れ、その後
どうやって帰ったかも記憶がありません。

 

信じられない信じたくない余命3日宣言…


当時玄関にゲージを置き、お世話していましたが心配で心配でその3日間、私は玄関にタオルケット1枚持って、ずっとそばにいました。

 

3日目の夜中1時を過ぎる頃
普段鳴かないジョンが
かすれた声で弱々しく
ワンワンワンワンワン
ワンを5回言い出し…
もういいから鳴かないで
いくら言って撫でてあげても
一向にやめず
ワンを5回…何回繰り返したでしょう…


そして1時30分
静かに、、、つぶらな瞳は
もう見ることは出来なくなりました。

 

あのつぶらな瞳
優しい眼差し
温かい温もり…
本当に大切な家族でした。
愛し過ぎていました。

 

近くの立派な動物霊園に眠るジョンを1日も忘れることなく
もう10年以上が経ちました。

 

かわいいワンちゃんにふれあい
癒されますが決して飼うことはしません。今でも忘れられないからです。

 

いつかは別れが訪れること
命の尊さを決して忘れない
そして今を大切に生きる…

最愛のジョンから
沢山学びました。

 

そしてある星を見つめ
あの星からジョンは見守ってくれていると信じています。

 

*後日談*
ワンワンワンワンワンは
あ り が と う と
言ってたのではないか?と家族は言っていました。
実は
あの時私の心に直接響いていました。

ありがとうという言葉が…