Eternal journey 〜永遠の旅〜

色んな旅をあなたと共に…

不思議の国のひとみさん

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不思議の国のひとみさん
第3回は…
「自動書記!?」というお話です。


本物の自動書記は、降りてきた霊が霊媒の手を借りて自らのメッセージを書き記すという形になるので、ときには霊媒本人が知らない外国の言語や古代文字などが記されることもあります。またその書くスピードは尋常でないほど速いことが多いのも特徴です。そのため乱雑でミミズがのたくったような字になることもあり、後から文字を判別して解読するのに手間はかかりますが、きちんと意味の通ったことが記されていることから、霊媒自身が自分で考えて書いた文章ではなく、霊が書かせたものであることの証左ともなります。

 

私の場合は…ある人の似顔絵のような形で現れました。

 

20代前半のこと…
私は都内某大学病院の病棟に勤務していました。脳神経外科、整形外科、形成外科の混合病棟でした。

 

夜勤をすれば、誰もいないエレベーターが止まって目の前で扉が開く…
下に降りてはまた戻り扉が開く…の繰り返し。そんな事はどうってこと無い。
当時の私には怖いものなんて無かったのです。

 

脳神経外科の患者様でAさんという方の受け持ちをしていた時です。


夜に勉強していると尋常じゃない睡魔に襲われました。一瞬のうちに
ストンと眠りに落ちてしまいました。医学用語の羅列、文字だけのノート。その上の空いたスペースに
何故か落書き?どこをどう見ても
それは…
人の顔の似顔絵。目鼻口は無いが
その輪郭髪型、全体的なシルエット。どうしてもそれは痩せたショートカットの小さなおばあちゃん、Aさんにしか見えない。

一瞬で目覚めた時に出た言葉は
えっ⁇でした。
似顔絵の落書きなんてするほど暇じゃない。なんでAさんの似顔絵なんか書いてるんだろう…私どうしちゃったんだろう…

 

その後なかなか寝付けないまま朝を迎え、勤務となりました。

 

病棟に着くと何か様子がおかしい。
患者数が1人減っています。
名札を見ると
Aさんの名前がありません。
深夜にお亡くなりになったとのことでした…。

 

あの似顔絵は
受け持ちだった私への
旅立ちのご挨拶だったのかもしれません。


ありがとうAさん
あなたのことを
あの時思うことができたのだから。

 

〜人生とは不思議な不思議な旅

そしてまだまだ続きます〜

えっ?怖いからもういい?

またいつか続きをお話しますね…